ドローン業界にないから、ドドーンとVIEWNを始めました。まずはアート作品を。

10年ちょっと前のことでした。知り合いのデザイン会社が、自分たちのオフィスが入る雑居ビルの1階でカフェを始めたのは。理由を彼らに尋ねたところ、「この近所に自分たちが食べたい店がなかったから」と。

その返事に当時は「ちょっとカッコ良すぎませんか~?」と笑っていたのですが、VIEWNを始めたきっかけは、まさに彼らと同じだったのです。

それはつまり「ドローン業界に僕が欲しいものがないから」、ということでして。



ドローン業界に欲しかったモノ

僕がJUIDAの認定試験にパスしたのは2016年の暮れで、そこから「さあ空撮の仕事をするぞ」と意気込んではいたものの、単純に「ドローンを飛ばすこと」そのものが楽しくなっていて、早朝の海へ山へと繰り出す日々。

でも当時はまだ1月で、ドローンを飛ばすと頬がビリビリと引きつるほどの寒さ。低温に弱いバッテリーを温めるために、フライト中もコートのポケットに無理やり入れていましたが、それほど保温ができるわけではありません。

「コートのインナーポケットが大きければ、バッテリーをもう少し体温で暖められるんじゃないの?」と考えだしたら、他にもドローンに適したウェアやバッグなどのアイディアが次々と湧いてきます。

つまり、ドローンフライトを想定した、または「愉しむための」ウェアやギアが、まだどこからも売られていなかったのです。 たまにドローンの愛好家が制作したステッカーやウェアを見つけることはありましたが・・・デザイン的に自分が身に着けたいと思えるものはありませんでした。

だったら自分達でつくろうじゃないかと。

アウトドア・レジャーとしてのドローンカルチャー


・プレイできる場所が都市部から離れている ・天候に大きく左右される ・上達するのが容易ではない ・ルールやセオリーを守らないと、自分と他人に危害を加える可能性がある という点で、”趣味としてのドローン”はサーフィンやスノーボード、スキューバダイビング、登山などのアウトドア・レジャーに近いと僕は考えています。

そしてそれぞれのカテゴリには、要求される機能から派生した独特のデザインのウェアやギアがあり、ユーザーにブランドや価格帯などの選択肢が一定程度あることで、デザインも機能も洗練されていきます。 その過程を繰り返すと、今度はそのレジャーに興味のなかった消費者が「そのデザインに興味を持つ」ことでユーザーの裾野が広がるという循環も生まれます。

例えばサーフィンやスケート(ボード)ではオーバーサイズのTシャツやハーフパンツ、登山ではバックパックやアウター全般、自転車ではメッセンジャーバッグetc.・・・ざっと考えただけでも枚挙に暇がありません。

またどのカテゴリにおいても、店舗やイベントなどが適切な知識を広めるコミュニティを形成し、同時に「ユーザーの入り口」として機能していることも大切なファクターだと思います。

ということで、VIEWNが誕生してまだ3ヶ月ですが、ドローンマーケットに「機能性とデザイン性をまとったウェアやグッズ」と、「正しく安全にドローンを飛ばせるユーザーのコミュニティ」を提供できるようになりたいですね。

そうそう、冒頭に書いたカフェはその後も名前を変えながらまだ都内で、地方都市の美術館の中でと、しっかりと営業を続けています。

VIEWNもがんばります。

いきなりですが、アートから。

VIEWNがオープンして1ヶ月目に、初めてのアーティストコラボレーション商品を発売することが出来ました。 スタイリッシュな作風でグラフィックデザイン界の重鎮からも高く評価されている、木版画家の小井田由貴さんの作品です。

「え?ウェアやグッズじゃないの?」という声も聞こえてきそうですが、すぐにイラストレーター/漫画家のconixさんのTシャツ&トートバッグが入荷しますし、ファッションブランドのJun Okamotoとコラボしたシャツも制作中ですから。 ウェアを作るのはお金と時間が掛かりますから。

ドローンの空撮って、航空力学と電波と空間認識で左脳を駆使しながら、写真や映像の構図とストーリーを紡ぐために右脳がフル回転するという、とてつもなく知的好奇心を刺激される営みですから。

ということでアート作品です。 ドローンを飛ばせない日でも、家の中でドローンを鑑賞して心を潤したいじゃないですか。

小井田由貴さんの作品

北欧にインスピレーションを受けた作品を多く発表している小井田さんの作品は、身の回りにあるモノをモチーフに据えつつもシンボリックなまでにシェイプを削ぎ落とし、ピリッとした緊張感を漂わせる大胆な”間”のある構図を提示することで、日常生活の中にあって主張しすぎることはなくとも存在感に溢れています。

僕も自分の小さな家の中に彼女の作品を3点飾って10年以上が経ちますが、毎日観ていても眼が飽きることがありません。

作品の価格やサイズなどの詳細と小井田さんのプロフィールは、ネットショップのページをご覧ください





どうでしょう、こんな作品をご自宅やオフィスに飾ってみたくなりませんか・・・?

これからも様々な作家にドローンをモチーフにした作品を創ってもらいます。 次は・・・もう少しポップな作風の作品が良いかな?

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