<後編> 『南小国ドローン手形』と熊本の友人たち

最終更新: 2019年3月27日

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親水公園


 公園の敷地内でのみ飛行可能。木々の間にちょっとした空間があるので、そこを通り抜けて撮影をするようなトレーニングには使えるかもしれない。公衆トイレあり。






平野台高原展望所

 『親水公園』のすぐそば。周囲の山々も表情豊かだ。親水公園と比べて飛行エリアも広く眺望も開けているほか、高低差があり斜面や山肌など被写体としての表情も豊か。展望所にいる友人を中心にノーズインサークルを描くなど「ドローンならではの空撮」を楽しめる。






三愛レストハウスグラウンド


 グラウンド自体はいわゆる普通の「グラウンド」。雄大な山の背景と赤い屋根とのコントラストが美しいレストハウスや、西側に広がる起伏のある大地などを「風景写真」として撮影するのが良いだろう。同行している友人にグラウンドを走ってもらって、撮影の練習をするのも楽しい。

 寒いだけでなく霙(みぞれ)が降り始めたので早々に撤収。





旧星和小学校グラウンド


 つい最近まで生徒がいたかのような佇まいの廃校だが、2004年に閉校したとのこと。その校庭でドローンを飛ばすことができる。グラウンドで遊ぶ(?)友人や校舎を被写体に撮影をすることができるが、フライトエリアはグラウンドだけで校舎やプールの上空は飛行できないことになっているので注意。







南小国町交流促進センター『温泉館きよら』


 返却期限ぎりぎりの17時に南小国観光協会にたどり着いたら、12月の空はとっぷりと暮れて真っ暗になっていた。霙交じりの寒風に負けずフライトを続けていた身体も芯から冷えていたので、近所にある温泉施設に駆け込んだ。源泉掛け流しのお湯でじんわりと温まる。


 これで『南小国ドローン手形』の旅も終了・・・ではない(笑)

 急いで熊本市内に戻り、アドちゃんへのお礼を兼ねて熊本名物の酒と食材をたっぷりといただくことになっている。熊本には何度も旅をしに来ているが、観るもの食べるものは尽きない。

 旅を終えて間もないのだが、次は念願の天草に行きたいと計画を立て始めていたりする。僕にとって熊本はやはり特別な場所なのだろう。



まとめ

・各スポットは地図で見ると近いが、実際に移動すると思いのほか時間が掛かる。

・ドローン手形は9時から入手できるので、少なくとも10時より前からスタートしたい。

・ドローン手形だけで丸一日は費やすスケジュールを組もう。

・熊本市内から南小国観光協会までは2時間以上掛かるつもりで行動しよう。

熊本市内に用がなければ、空港から阿蘇周辺の温泉郷に直行する旅程が、阿蘇周辺の旅とドローンをゆっくりと楽しめて良いのではないだろうか。名道として名高い『やまなみハイウェイ』が南小国から大分県の湯布院まで伸びているので、もし日程に余裕があれば「火と水を存分に味わう旅」を検討するのも愉しい。


以下、お友達の紹介です。


廃材を利用した造形作家 ズベさんこと藤本高廣さん

 家庭や工場などで不要になった鉄の廃材を利用して、ユニークな動物やバイクのオブジェを制作している造形作家だ。元々は店舗などに設置する鉄の造作をつくる鉄工所を営んでいたが、55歳にしてアート制作に専念することを宣言して鉄工所を廃業。ほどなくして熊本市立現代美術館での展示や、小国町の坂本善三美術館の企画で半年にわたる滞在制作を町ぐるみで行うなど、精力的に活動をしている。ご本人もアトリエも、まるでスタジオジブリ作品に出てくるようなビジュアル。今後は一般の方もアトリエの見学ができるようにと検討しているそうだ。

・ズベさんHP: https://zubefujimototakahiro.wordpress.com/




 今回の取材時にズベさんとのトークコンテンツを収録してYoutubeにアップしているので、興味のある方はぜひご覧ください。




レトロな商店街に佇む昭和の珍品ワールド『モラトリアム』

 熊本の繁華街から少し外れたところに、河原町繊維問屋街というちょっと不思議な商店街がある。戦後の闇市を起源とするこの商店街は、昭和の数奇な歴史を経ながらも当時のレトロな面影を残したまま、現代に取り残されたような奇妙な空間だ。

 この一角にあるのが『モラトリアム』という、あらゆるスペースに昭和の珍品をぎっしりと詰め込んだ強烈な個性の店がある。店主の中村佳子さんとは、この商店街で数年前に開催されたアートイベントで知り合った。僭越ながら僕が審査員を務めて、彼女に僕の賞を授与したことがきっかけだ。彼女は作家としても強烈な細密画を描く特異な才能を持ったアーティストだが、今はこの店の切り盛りに専念している。

 彼女が買い集めてきた珍品の数々は、僕の年齢ではギリギリ「懐かしい」と思えるモノばかりだが、この特殊な品揃えが話題を呼んでメディアに取り上げられることもあるようで、店内の商品とはリアルタイムで接してこなかった20代のファンや外国からわざわざ訪れる客で賑わっている。


住所:860-0023 熊本県 熊本市河原町2番地

Instagram:moratorium2012









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